こめかみ 血管 浮き出る。 「こめかみ,太い血管」に関するQ&A

大変大きな脳動脈瘤が一つと,もう一つ小さなものが他の血管に見られました.おそらく,破裂してはいないのですが,極少量の出血があったのでしょう.そのための頭痛だったのです.この方は,すぐに脳外科医にお願いをして,未破裂動脈瘤として2週間後にクリップをかける手術をしていただきました.今 は何の後遺症もなく元気に通院なさっています.この方のように,ご家族にくも膜下出血で倒れた方がいるとか,末破裂動脈瘤を持っている方がいるという場合には,軽い頭痛であっても,脳動脈瘤がないかどうか検査をすることが必要です. c.髄膜炎,脳炎 脳を被っている膜が3枚あることは先程お話いたしました.その髄膜に炎症が起きると頭痛が起こります 図10. 2週間後に来られた時には,すでに頭痛はありませんでした.うつ痛は「こころの風邪」といわれるように,誰にでも起こることです.うつ病が頭痛や腰痛の原因になることも知っておくとよいでしょう. その他の頭痛 数は多くはありませんが,寝ている時には何ともないのに,起き上がるとガンガンと痛み出す頭痛があります.息んだり頭を振ったりしても頭痛が誘発されます.何とか日常生活を試みようとするのですが,起き上がると痛むので横になることが多くなります.原因があまり見つからないので,仮病ではないかと疑われて苦しむことかおりますが,実は,脳脊髄液が少なくなって,脊髄圧が低下することによってこの頭痛が起こることが分かってきました.この病気は「脳脊髄液減少症」といわれるもので,自動車事故などでむち打ち症になり,髄液が漏れ出すことによって圧が低下して起こります.自動車事故などの原因が不明の場合でも起こるので,起き上がると頭痛がするという場合には,こうした病気も考慮して医療機関を受診する必要があります. また,ゴルフをする方に時々起こるのが,「ゴルフ頭痛」です 図12. 英語ではduster headacheといって,cluster 塊 になって起きる頭痛と表現されます. この頭痛は片頭痛や筋緊張型頭痛に比べると頻度は少なく,一万人に一人くらいといわれ,20~30歳くらいの男性に多く起こります.片頭痛が女性に多いのに比べて,逆のパターンです.睡眠中に起こりやすく,明け方の痛みで目が覚めることもあります.発作中,頭痛を感じている側の目が充血したり,涙が出たり,鼻がつまったり,鼻水が出たりします. 血行が滞らないよう、同じ姿勢を長時間取り続けず、 例えば座り仕事であれば適度に立ったりする、 身体や血管がほぐれるようストレッチ等を行う、 バランスのよい健康的な食事をするなど、 しっかり対策をしておきましょう。 炎症を起こす原因はいろいろです.最も多いのがウィルスや細菌です.ウィルスが感染して起こす髄膜炎をウィルス性髄膜炎と呼び,結核菌や髄膜炎菌などの細菌が起こすものを細菌性髄膜炎といいます.その他に,白血病の細胞が髄膜に炎症を起こしたり,癌細胞が髄膜に入り込んで 髄膜炎を起こすこともあります.頭痛と吐き気が主症状ですが,首が硬くなったり,光や音に敏感になったりしますので,一般的な良性の頭痛と紛らわしいことがあるので注意を要します.ウィルスや細菌による髄膜炎は,感染症状としての発熱やだるさが伴います.また,炎症によって髄液が過剰に産生されたり,髄液循環の吸収が障害されることによって,頭蓋内圧が上がります.そうすると,脳腫瘍の時に見られたような,吐き気や嘔吐が見られます.時には,髄膜の周りにある血管がつまって脳梗塞を起こすこともあります. そして,脳そのものに炎症が起きると,脳炎ということになります.原因は髄膜炎とほぼ同じですが,ウィルスや細菌のような感染症に加えて,アレルギー反応や免疫を介した反応によっても強い炎症が脳に起こることもあります.麻疹の後に長い年月をかけて起きるSSPE(亜急性硬化性汎脳炎)などがその代表です.脳に炎症が起こるので,炎症の起こっている脳の部分の異常が神経症状に反映されます.運動麻痺,視野欠損,認知症など,症状は多彩ですが,多くは頭痛と共に意識障害が起きてきますので,熱があって,頭痛があって,ボーツとした感じになれば,これはおかしいと判断して医療機関に行っていただく必要があります. 神経痛による頭痛 さて,次に頭に起こる神経痛についてお話を致しましょう.神経痛というのは,神経がSOSを出している症状だと考えてよいと思います.神経が圧迫されたり,傷害されたり,血液循環が悪くなって酸素不足になったりした時に,神経はSOS信号を発してその人に注意を促します.その痛みを感じて,どこが悪いのかを調べることが大切です. 頭の痛さとして感じる神経痛としては,大後頭神経痛が最も多いです(図11).。

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