オリンピックと商業主義 (集英社新書)。 オリンピックと商業主義(小川勝) : 集英社新書

いや昨今の地球温暖化を考えれば、24年パリ大会 昨年7月25日に観測史上最高42・6度を記録 も、28年のロサンゼルス大会 84年の大会でも熱中症で倒れた選手を出した も、コロナとは無関係に危険な大会となる可能性もある。 そして「戦争が政治の延長」なら「平和 反戦 運動」も政治であり、「差別反対」も「差別する政治」に対して「差別に反対する政治行動」と言うことができ、スポーツ オリンピック も「政治」と無縁ではいられないはずだ。

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つまり莫大な放映権料やスポンサー料を手に入れたIOC と代理店 は金銭的に潤ったが、五輪開催都市は「肥大化」による経費の増大で苦しむことになり、ギリシア アテネ の国家財政の破綻へのオリンピックの影響も取り沙汰されるなか、ついに20年東京大会のあとの開催都市に立候補する都市がパリとロサンゼルスしかなくなり、慌てたIOCは24年と28年の2大会をこの両都市に決定。

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が、その実態は、韓国 ソウル 、中国 北京 、ブラジル リオデジャネイロ など新興国家の支援する大会や、アトランタ、シドニー、バルセロナ、ロンドンなど、都市改造をめざす資金力のある大都市による大会に限られた。 「Black LivesMatterブラック・ライヴズ・マター 黒人の命にも価値がある 」という標語の使用や、黒人差別への象徴的抗議行動である「膝つき行為」も「五輪憲章50条違反に当たる(五輪からの追放の対象となる 」と発表したのだ。 続きを読む [ 内容 ] オリンピックをテレビ観戦していると、他のスポーツイベントとは「風景」が違うことに気づく。

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クーベルタンは、自らが唱えたオリンピズム オリンピックの原理原則 が常に誤解され続けてきたと嘆き、「もしも輪廻というものが存在し、100年後にこの世に戻ってきたならば、私は現世において苦労して築いたもの オリンピック を破壊することになるでしょう」という発言もしている。

今こそ直視を!オリンピックの抱える「根本的問題」 1年延期となった東京オリンピック・パラリンピックは、来年7月23日無事に開会式を迎えることができるのか? それは現時点 2020年9月末現在 では、誰にも予想できない。

。 目次 序章 三つのロンドンオリンピック 第1章 「商業主義」の起源と歴史(「商業主義」の定義;聖火リレーを「売った」理由;三種類の開催資金 ほか) 第2章 「商業主義」の弊害とは何か(ロサンゼルスでは、明確な「弊害」はなかった;「一線を越えた」ソウルの競技時間変更;放映権料をめぐる裏事情;テレビマネーに配慮する必要はなかった? ほか) 第3章 五輪マネーは、どのように分配されるのか(「全世界的スポンサー」TOPの誕生;協賛金は二〇年前の七倍に;IOCにマーケティング専門家を招聘 ほか) 著者等紹介 小川勝[オガワマサル] 1959年生まれ。

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