山中 竹 春。 「知って得する季語」秋なのに春!?秋の季語「竹の春」の不思議 〈authoring.azure.worksafebc.com〉|AERA dot. (アエラドット)

於菅師匠旧亭賦一葉落庭時詩 慶滋保胤 古今 あききぬとめにはさやかにみえねども かぜのおとにぞおどろかれぬる 藤原敏行 後撰 うちつけにものぞかなしきこの葉ちる あきのはじめをけふとおもへば 大中臣能宣 早秋 ( さうしう ) たゞしよのさんぷくにしたがひてさることをよろこぶ、 あきのにまうをおくりきたることをしらず 但 ( たゞ ) 暑 ( しよ )の 三伏 ( さんぷく )に 随 ( したが )ひて 去 ( さ )ることを 喜 ( よろこ )ぶ、 秋 ( あき )の 二毛 ( にまう )を 送 ( おく )り 来 ( きた )ることを 知 ( し )らず 但喜暑随三伏去。 田家早秋 都良香 やしやくはばうじさうえふのつゆ、 さんけいはかふじつたうくわのかぜ、 野酌 ( やしやく )は 卯時 ( ばうじ ) 桑葉 ( さうえふ )の 露 ( つゆ )、 山畦 ( さんけい )は 甲日 ( かふじつ ) 稲花 ( たうくわ )の 風 ( かぜ )、 野酌卯時桑葉露。 同 同 拾遺 わがやどのきくのしら露けふごとに いく代つもりてふちとなるらん 清原元輔 菊 ( きく ) さうほうのらうびんはさんぶんしろし、 ろきくのしんくわはいつぱんなり 霜蓬 ( さうほう )の 老鬢 ( らうびん )は 三分 ( さんぶん ) 白 ( しろ )し、 露菊 ( ろきく )の 新花 ( しんくわ )は 一半 ( いつぱん ) 黄 ( き )なり 霜蓬老鬢三分白。

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戯招諸客 白居易 みるにやばなくきくにうぐひすなし、 らふのうちのふうくわうはひにむかへらる、 看 ( み )るに 野馬 ( やば )なく 聴 ( き )くに 鴬 ( うぐひす )なし、 臘 ( らふ )の 裏 ( うち )の 風光 ( ふうくわう )は 火 ( ひ )に 迎 ( むか )へらる、 看無野馬聴無鴬。 早秋答蘇六 白居易 くわいくわあめにうるほふしんしうのち、 とうえふかぜすゞしよるならんとほつするてん、 槐花 ( くわいくわ ) 雨 ( あめ )に 潤 ( うるほ )ふ 新秋 ( しんしう )の 地 ( ち )、 桐葉 ( とうえふ ) 風 ( かぜ ) 涼 ( すゞ )し 夜 ( よる )ならんと 欲 ( ほつ )する 天 ( てん )、 槐花雨潤新秋地。

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同 謝観 よそほひをきんをくのなかにいつくしくして、 せいがまさにゑがけり、 えんをけいえんのうへにやめて、 こうしよくむなしくあまれり、 粧 ( よそほひ )を 金屋 ( きんをく )の 中 ( なか )に 厳 ( いつくし )くして、 青蛾 ( せいが ) 正 ( まさ )に 画 ( ゑが )けり、 宴 ( えん )を 瓊筵 ( けいえん )の 上 ( うへ )に 罷 ( や )めて、 紅燭 ( こうしよく ) 空 ( むな )しく 余 ( あま )れり、 厳粧金屋之中。

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題遥嶺暮烟 都在中 ぐわんせんなげうちきたりてせいたいあらはれ、 らゐまきしりぞけてすいへいあきらかなり、 紈扇 ( ぐわんせん ) 抛 ( なげう )ち 来 ( きた )りて 青黛 ( せいたい ) 露 ( あら )はれ、 羅帷 ( らゐ ) 巻 ( ま )き 却 ( しりぞ )けて 翠屏 ( すいへい ) 明 ( あき )らかなり、 紈扇抛来青黛露。 交友序 大江朝綱 はいぶんせきがのちきみをきくことひさし、 くわんれいぶのみなしごわれをみることあらたなり、 裴文籍 ( はいぶんせき )が 後 ( のち ) 君 ( きみ )を 聞 ( き )くこと 久 ( ひさ )し、 管礼部 ( くわんれいぶ )の 孤 ( みなしご ) 我 ( われ )を 見 ( み )ること 新 ( あら )たなり、 裴文籍後聞君久。

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同題 橘直幹 新勅撰 草ふかきあれたるやどのともし火の 風にきえぬはほたるなりけり 山部赤人 後撰 つつめどもかくれぬものはなつむしの 身よりあまれるおもひなりけり 蝉 ( せみ ) ちゝたるはるのひに、たまのいしだゝみあたゝかにしてをんせんみてり、 でう 〳 〵たるあきのかぜに、やまのせみなきてきゆうじゆくれなゐなり、 遅々 ( ちゝ )たる 春 ( はる )の 日 ( ひ )に、 玉 ( たま )の 甃 ( いしだゝみ ) 暖 ( あたゝ )かにして 温泉 ( をんせん ) 溢 ( み )てり、 嫋々 ( でう 〳 〵 )たる 秋 ( あき )の 風 ( かぜ )に、 山 ( やま )の 蝉 ( せみ ) 鳴 ( な )きて 宮樹 ( きゆうじゆ ) 紅 ( くれなゐ )なり、 遅遅兮春日。 和思黯題南荘 うぐひすのこゑにいういんせられてはなのもとにきたり、 くさのいろにこうりうせられてはみづのほとりにざす、 鶯 ( うぐひす )の 声 ( こゑ )に 誘引 ( いういん )せられて 花 ( はな )の 下 ( もと )に 来 ( きた )り、 草 ( くさ )の 色 ( いろ )に 拘留 ( こうりう )せられては 水 ( みづ )の 辺 ( ほとり )に 座 ( ざ )す、 鶯声誘引来花下。

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张国举 .唐诗精华注译评 .长春 :长春出版社 ,2010 :108-109• 山水策 大江澄明 じんえんいつすゐのあきのむらさかれり、 さるさけびてさんせいあかつきのけうふかし、 人煙 ( じんえん ) 一穂 ( いつすゐ )の 秋 ( あき )の 村 ( むら ) 僻 ( さ )かれり、 猿 ( さる ) 叫 ( さけ )びて 三声 ( さんせい ) 暁 ( あかつき )の 峡 ( けう ) 深 ( ふか )し、 人煙一穂秋村僻。 雪中即事 白居易 ゆきはがまうににてとびてさんらんし、 ひとはくわくしやうをきてたちてはいくわいす、 雪 ( ゆき )は 鵞毛 ( がまう )に 似 ( に )て 飛 ( と )びて 散乱 ( さんらん )し、 人 ( ひと )は 鶴氅 ( くわくしやう )を 被 ( き )て 立 ( た )ちて 徘徊 ( はいくわい )す、 雪似鵞毛飛散乱。 送蕭処士遊黔南 白居易 てんさんにわきまへずいづれのとしのゆきぞ、 がふほにはまさにまよひぬべしきうじつのたまに、 天山 ( てんさん )に 弁 ( わきま )へず 何 ( いづ )れの 年 ( とし )の 雪 ( ゆき )ぞ、 合浦 ( がふほ )にはまさに 迷 ( まよ )ひぬべし 旧日 ( きうじつ )の 珠 ( たま )に、 天山不弁何年雪。

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霜天夜聞鶴声 源順 万葉 わかのうらにしほみちくればかたをなみ あしべをさしてたづなきわたる 山部赤人 拾遺 おほぞらにむれゐるたづのさしながら おもふこころのありげなるかな 伊勢 家集 あまつかぜふけゐのうらにゐるたづの などかくも井にかへらざるべき 藤原清正 猿 ( さる ) えうだいしもみてり、 いつせいのげんかくてんになく、 はかふあきふかし、 ごやのあいゑんつきにさけぶ、 瑶台 ( えうだい ) 霜 ( しも ) 満 ( み )てり、 一声 ( いつせい )の 玄鶴 ( げんかく ) 天 ( てん )に 唳 ( な )く、 巴峡 ( はかふ ) 秋 ( あき ) 深 ( ふか )し、 五夜 ( ごや )の 哀猿 ( あいゑん ) 月 ( つき )に 叫 ( さけ )ぶ、 瑶台霜満。

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秋夜 小野篁 さんくわんのあめのときなくことおのづからくらく、 やていのかぜのところおることなほさむし、 山館 ( さんくわん )の 雨 ( あめ )の 時 ( とき ) 鳴 ( な )くこと 自 ( おのづか )ら 暗 ( くら )く、 野亭 ( やてい )の 風 ( かぜ )の 処 ( ところ ) 織 ( お )ることなほ 寒 ( さむ )し、 山館雨時鳴自暗。 池上初雪 村上帝御製 ていじやうにたつてはかうべつるたり、 ざしてろのほとりにあればてかがまらず、 庭上 ( ていじやう )に 立 ( た )つては 頭 ( かうべ ) 鶴 ( つる )たり、 坐 ( ざ )して 炉 ( ろ )の 辺 ( ほとり )にあれば 手 ( て ) 亀 ( かが )まらず、 立於庭上頭為鶴。 懺悔会作 菅原道真 家集 あらたまのとしもくれなばつくりつる つみものこらずなりやしぬらん 平兼盛 拾遺 かぞふればわが身につもるとし月を おくりむかふとなにいそぐらん 同 拾遺 としのうちにつくれるつみはかきくらし ふるしら雪とともにきえなむ 紀貫之 下巻 雑 風 ( かぜ ) はるのかぜあんにていぜんのきをきり、 よるのあめはひそかにせきじやうのこけをうがつ、 春 ( はる )の 風 ( かぜ ) 暗 ( あん )に 庭前 ( ていぜん )の 樹 ( き )を 剪 ( き )り、 夜 ( よる )の 雨 ( あめ )は 偸 ( ひそ )かに 石上 ( せきじやう )の 苔 ( こけ )を 穿 ( うが )つ、 春風暗剪庭前樹。

秋日感懐 島田忠臣 だいゝちこゝろをいたむることはいづれのところかもつともなる、 ちくふうはをならすつきのあきらかなるまへ、 第一 ( だいゝち ) 心 ( こゝろ )を 傷 ( いた )むることは 何 ( いづ )れの 処 ( ところ )か 最 ( もつと )もなる、 竹風 ( ちくふう ) 葉 ( は )を 鳴 ( な )らす 月 ( つき )の 明 ( あき )らかなる 前 ( まへ )、 第一傷心何処最。

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蛬声人微館 橘直幹 そうへんにうらみとほくしてかぜにききてくらく、 かべのもとにぎんかすかにしてつきいろさむし、 叢辺 ( そうへん )に 怨 ( うら )み 遠 ( とほ )くして 風 ( かぜ )に 聞 ( き )きて 暗 ( くら )く、 壁 ( かべ )の 底 ( もと )に 吟 ( ぎん ) 幽 ( かす )かにして 月 ( つき ) 色 ( いろ ) 寒 ( さむ )し、 叢辺怨遠風聞暗。 同 同 けむりはりうしよくをそへてみるになほあさし、 とりはばいくわをふみておつることすでにしきりなり、 烟 ( けむり )は 柳色 ( りうしよく )を 添 ( そ )へて 看 ( み )るに 猶 ( なほ ) 浅 ( あさ )し、 鳥 ( とり )は 梅花 ( ばいくわ )を 踏 ( ふ )みて 落 ( お )つること 已 ( すで )に 頻 ( しき )りなり、 煙添柳色看猶浅。

題故元少尹遣文之詩 白居易 ながきよにきみまづさりぬ、 ざんねんわれいくばくぞや、 あきかぜにたもとにみつるなみだ、 せんかにこじんおほし、 長 ( なが )き 夜 ( よ )に 君 ( きみ ) 先 ( ま )づ 去 ( さ )りぬ、 残年 ( ざんねん ) 我 ( わ )れ 幾何 ( いくばく )ぞや、 秋風 ( あきかぜ )に 袂 ( たもと )に 満 ( み )つる 涙 ( なみだ )、 泉下 ( せんか )に 故人 ( こじん ) 多 ( おほ )し、 長夜君先去。 貞信公天皇元服後辞摂政表 菅原文時 ふしがんのあらしは、 いんぼうののちにふうんたりといへども、 げんりようらいのみづは、 なほかんぺいのはじめにけいゐたり、 傅氏巌 ( ふしがん )の 嵐 ( あらし )は、 殷夢 ( いんぼう )の 後 ( のち )に 風雲 ( ふうん )たりといへども、 厳陵瀬 ( げんりようらい )の 水 ( みづ )は、 なほ 漢聘 ( かんぺい )の 初 ( はじめ )に 涇渭 ( けいゐ )たり、 傅氏巌之嵐。

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客舎対雪 菅原道真 はんぢよがねやのうちのあきのあふぎのいろ、 そわうのだいのうへのよるのことのこゑ、 班女 ( はんぢよ )が 閨 ( ねや )の 中 ( うち )の 秋 ( あき )の 扇 ( あふぎ )の 色 ( いろ )、 楚王 ( そわう )の 台 ( だい )の 上 ( うへ )の 夜 ( よる )の 琴 ( こと )の 声 ( こゑ )、 班女閨中秋扇色。 雨来花自湿詩序 菅原篤茂 わうらうはちえふのまご、 じよせんじがきうさうをふ、 こうあんはいちじのとも、 はんべつががゐぶんをあつむ、 王朗 ( わうらう ) 八葉 ( はちえふ )の 孫 ( まご )、 徐詹事 ( じよせんじ )が 旧草 ( きうさう )を 摭 ( ひろ )ふ、 江淹 ( こうあん )は 一時 ( いちじ )の 友 ( とも )、 范別駕 ( はんべつが )が 遺文 ( ゐぶん )を 集 ( あつ )む、 王朗八葉之孫。

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